“きものを通してのおもてなし”が
日本はもとより世界につながるように活動を
続けていきたい。

小川 喜代子​

Kiyoko Ogawa

一般財団法人民族衣裳文化普及協会
総委員長

プロフィール

千葉県出身
きもの講師歴40年​

協会トップの総委員長として、師の武田理事から技術・知識等を学び継承 し、 次世代に向けてきもの文化の普及啓蒙に努めている。出身の千葉支部はじめ 神奈川支部、栃木支部エリアでの活動から、全国のきもの講師を指導・育成 に力を注ぐ。

◆NHK 文化センター講師​

講師インタビュー

Interview

きっかけは茶道のお稽古でした

自宅で茶道の稽古をしておりましたが、きものを着ることに興味を持ち始め、着付けのレッスンを受けるようになりました。はじめは自己流できものを着ていましたが、子供たちもようやく手が離れてきたころに、本格的に習い始めました。やはり、きものの美しさと綺麗な着こなし、素敵な笑顔にに触れ「きものは人を幸せにする」とすっかり“きもの”に魅了されました。​

人と人とのつながりを大切に

先輩先生方から数え切れないほどの教えを頂戴し、導いていただきましたが、きものの道は大変奥が深く、いにしえからの文化ですから学ぶことが沢山あります。これからも、「学びながら教え、教えながら学び」多くの方々にきもの魅力を伝承していきたいと思っています。授業では常に「基本を大切にしながら、明るくプラス思考で目標を持ち、最後まで諦めないで持続する大切さ」を訴えてきましたが、やはり一生掛けて追求していくという考え方で向かっていきたいと思っています。​

茶道がきっかけできものを自分で着られるようにと学び始めましたが、自分で着られるようになると、今度は人に着せてあげることの喜びを感じるようになりました。家族においては娘の成人式の振り袖を始め、結婚式、孫のお宮参り、七五三等いつもきものと一緒にお祝いをしてきました。また地域においても、夏祭りのゆかたを始め、お祝い事等の着付けをすることも多く、皆様に喜ばれてきたことは、楽しい思い出ばかりです。身近なところからきものを通じて触れあってこられたのは、長く協会で活動をしてきたおかげであり感謝しております。きもの文化の普及にも少しは貢献できているのかと存じます。​

しあわせなそうな笑顔を見たい

着付けを本格的に学ぶようになって、沢山の笑顔に触れるようになりました。晴れの日のきもの姿はやはり笑顔が素敵です。人が綺麗になってうれしそうにしている姿を見るにつけ、きものの魅力に引き込まれていくばかりでした。人を綺麗にするきもの。きものを着せてあげられることで、人の役に立てる喜びを感じるときは、着付けの勉強をしてきて良かったと心から思います。時代を経て、人と人とが笑顔で集うところにいつまでも、きものが寄り添ってくれるよう、これからもきものの魅力を発信していきたいと思います。​

平和の願いを世界中に。

きものは長い歴史の中で、国外から伝わってきたことと、日本の先人たちが知恵と心を込めみがき抜かれた素晴らしい技術が融合された、世界に誇ることができる日本の宝です。文化交流によって生まれてきたきものを通じて、日本独自の様々な文化も生まれました。協会では国内での文化普及だけでなく、海外での文化交流などを行ってきました。国内外に広くきもの文化を広めるために各地へ出向きましたが、私たちも見聞を広めると同時に技術向上にもつながる良い思い出もたくさんできました。人と人とが手を携え合ってできるきものは、平和の象徴でもあります。いつまでもきものが着られる世の中であってほしいものです。​

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